昨年の秋からご縁をいただき、オンラインでリーダー研修のファシリテーターを務めさせていただいています。今回で3期目となり、週1回2時間×全10回の3ヶ月間のプログラムで、私は週2回、朝の8時~10時を担当させていただいております。
研修の進め方
研修の流れは事前動画を視聴いただいて、2時間の研修内でzoomのブレイクアウトルームの機能を活かして3~4名で対話をいただき、気付きのシェア、課題の共有、実践事例の共有などから気づきを得て頂いて、翌週までに実践してもらい、また次の週に報告・共有というプログラムです。
対話形式のシナジー効果
組織で働くリーダーの生の声(悩み・成功体験・失敗体験・本音)はこちら側にとっても非常に勉強になり、貴重な時間をいただいているなとありがたく感じております。また同時に書籍の理論だけではそう簡単に上手くいかない現実の厳しさもリーダーの皆様の話をうかがっていると痛感します。
しかし三人揃えば文殊の知恵ではありませんが、同じような悩みや境遇を持ったメンバーが集まり対話するというプロセスを見させていただいていると
「こういった悩みは自分だけではなかったんだ」
「あの部署の方は接点がなくて全然知らなかったけど、こんな悩みを抱えておられたんだ」
「その視点は自分にはなかった。次から取り入れてみよう」
といった言葉が飛び交いシナジー効果がいたるところで湧きあがってきます。
リーダー(中間管理職)の方は課題・悩みを抱えているけど中々、ホールネス(安心した気持ちで)に話が出来ない。しかし「責任者」としての責任もあり、組織を良くしていきたいという前を向きたい気持ちもある。多くのリーダーの方が共通して持っているであろうこの特性に反転学習の対話学習は非常に効果的と感じます。
意味のある人生とは
「意味のある人生」とは「自分よりも大きな何か」に「自分の最も高い強み」を活かすこと
マーティン・セリグマン
ポジティブ心理学の父と呼ばれるマーティン・セリグマン博士がこのように提唱しています。
組織のリーダーの皆さんが自分より大きな何か(家族のため、お客様のため、社会貢献)に「自分の強み、組織の強みを活かすにはどうしたら良いだろう」「そういえばこういった経験があったな」という対話を聴かせていただいていると私自身も自分の強みを活かしてこのような場に携わって「大きな何か」に貢献しているという経験をさせて頂いている事に改めて感謝です。